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    自生樹の樹形に学ぼう  #1  #2  

自然樹に学ぶ盆栽樹形-1
自生樹の樹形を、観察して参考にしましょう。



030125-01 / タブノキ
海岸部に分布し、高さ20m以上になる常緑高木。
傘をさしたような樹形は、雑木盆栽にもよく似合う。
下写真のような差し枝があると、わずかな段差がリズミカルな感じを生み出している。

  (2003年1月 柏崎市笠島)

030125-02 / けやき(欅)
落葉高木で高さは20〜25mくらいにまでなる。
平地に育つ欅と違って海岸近くの木は、風を強く受けるためか、立ち木にはなりにくい。
ご覧のように立ち上がりから太枝を横に張った特有の形になる。
雑木盆栽の形としては、八ツ房モミジのようなこの樹形が好きだが、皆さんはいかがでしょうか。

  (2003年1月 柏崎市笠島)

030125-03 / 双幹樹(樹種不明)
遠くから見つけたので樹種は不明。根元から二又に分岐する双幹樹形。
親幹と子幹の分岐の角度や高低さが適当であり、枝もよくほぐれている。
盆栽なら、もう少し左に傾けたいところだが、自然樹としては十分美しい。

  (2003年1月 柿崎町上下浜)

030125-04 / 桜(ソメイヨシノ)三幹樹
迫力のある三幹といってもいい樹。これでバランスがとれているのが不思議。
太い幹と力強い枝がごつくなりそうな限界でほぐれている。
雑木でもこれだけの力強さは演出できるのだ!樹齢50年以上は十分あるでしょう。春の満開の花姿は一段と迫力があります。

  (2003年1月 柏崎市青海川)

030208-05 / 差し枝(樹種不明)
異論が出そうですが、左の太枝を差し枝と見たいですね。
盆栽だと幹を右に起こして、きれいな左右対称V字型の箒立ち
(右写真)に作り直してしまいそうですが、それではこの木の味わいが消えそうです。
日本海の季節風は、なかなか直幹を育ててはくれません。

  (2003年1月 柏崎市鯨波)

030208-06 / 箒立ち(欅)
欅といえば箒立ちというくらい、盆栽では定番の樹形です。しかし、第2回に紹介した柏崎の欅とこの写真は全く違います。
ここは、海岸部からかなり入ったところで、かつ、北西側にごらんのような母屋が建っているので、風が弱いのでしょう。重なる枝や、ごつい枝が全くない見事な枝のほぐれです。
まさに自然の芸術品ですね。
  (2003年1月 上越市)

030220-07 / 株立ち(アカメガシワ?)
兄弟樹のように仲良く2本並ぶ株立ち樹形。アカメガシワなら新芽が吹けばすぐにわかります。
枝ぶりのしなやかさが魅力ですね。どこにも無理がなく、すうっと枝を伸ばした感じ。
当たり前のようなこの姿が、盆栽ではなかなか作れません。
ついつい手を加え過ぎて、針金でクネクネの幹模様を作ってしまうからです。

  (2003年2月 柏崎市鯨波) 

030220-08 / 直幹(ダイオウ松)
ダイオウ松は、初めてみました。残念ながら自然樹ではありません(と思います)。
高さは20m以上あるでしょうか。(道路を歩く人と比べてください)事業所の敷地内にあるので、下枝は切られています。
偶然か故意か、事業所(左)側の下枝が、かなり切り込まれています。そのため、見事な枝調子を見せてくれています。
クリスマスツリー(左右対称)状にしないために、直幹樹はこのような思い切った剪定も必要だと思いました。

 (2003年1月 上越市岩の原葡萄園)



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